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「今日変な夢見たんだよねー」

それがどうした。
何で笑ってる?今お前は笑って何て居られない状況だ。
何で笑ってる?今お前は俺に殴られても可笑しくねぇ状況だ。

いつもそう。

「俺が鳴海に殺される夢だよ」
「・・・殺してぇよ」
「ヤダなー、女の子一人でしょ」

オンナ一人。
だろうね、お前は。

いつもだもんな、設楽。

こう見えても俺は本命一本だったつもりだったんだけど。
つもりにしかならなかった?
伝わらなかった?
悪かったな、そういう感情表すのは苦手でな。
柄にもなく照れたりして。

負の感情なら露わに出来るのに。

「・・・真澄ちゃん、先帰ってていいよ」
「設楽君・・・う、うん。・・・・・・ゴメンね鳴海君」

ゴメン?

謝るならやめとけよ。

ずっと追ってた後ろ姿。隣に並んだのに後ろ姿になった。
俺は、何だった?
お前の、何だった?

「・・・別にねー、俺が奪った訳じゃないからね。真澄ちゃんに聞いてね。詳しくは。
 あ、殴っちゃ駄目だよ。出来れば俺も殴んないで欲しいな」

「プログラム」が適合されたら真っ先に殺してやると思った。

思っただけだった。






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