p a r k 2






「・・・・・・どうしようキャプテン」
「・・・どうしようといわれてもな・・・」

出にくい。
どうしようもなく出にくい。
ゴメンネキャプテン。俺が公園抜けた方が早いなんて言ったから。

「・・・だけどさぁ、キャプテン。あの彼女の方」
「あぁ・・・三上の前の彼女だな」
「明星だったんだー。くそう、可愛いのに。趣味わかんねー。設楽に鳴海に三上先輩?ゲテモン食いだ」
「藤代・・・」

キャプテンが呆れた顔で溜息を吐いた。
だってさぁ。
あぁでも、俺の目から見ても設楽が本命、だな。鳴海には悪いけど、怯えてたじゃんアレ。

「・・・まぁ、三上は」
「あー・・まぁ、タクが居ますけどね。タクが居て彼女と付き合ってたもん。
 流石にアレは俺もキレた」
「三上も・・・不器用だな」
「タクもね・・・」

不器用って言うか、優しい。


無理が得意。


見ててどうしようもなく痛々しくて。
俺も、痛い。

「・・・キャプテンは好きなヒトとかいないっすか?」
「俺は・・・恋愛感情ではいないな」
「・・・キャプテン、俺ね、」
「うん」
「俺・・・負けず嫌いだから諦め方知らないンすよ・・・」
「・・・知らなくていい。お前はお前でいい」

多分俺の気持ちも知ってて
だけど知らないフリしてくれて
それで自分で自分を傷付けてる

タク

親友

ずっと、・・・・・・







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